ブロガーさんのほとんどはブログ内にグーグルアドセンスを設置して収益を得ていると思います。
当然キャッシュポイントは他にもあるのですが、クリックされるだけで収益が安定的に発生するアドセンスを設置するのは鉄板ですよね。
しかし、注意しておかないといけないのは、アドセンスには規約があり、規約違反をすればアカウントが停止・凍結されるリスクがあるということです。
規約違反の多くは自信の過失によるものなのですが、厄介なことに「アドセンス狩り」と呼ばれる第三者からの悪質な手口で規約違反になる可能性もあります。
そこで今回は、ある日突然ブログの収益がゼロにならないためにも、2018年現在で可能なアドセンス狩り対策について徹底的に解説していきます。
目次
アドセンス狩りの手口とは?
アドセンス狩りとは前述したように、悪意を持った第三者があなたのアドセンスを強制的に規約違反にさせ、アカウントを停止・凍結させようとする一連の行為を指します。
主に2種類の方法があるので順に紹介していきます。
不正クリック
これは悪意を持った第三者があなたのアドセンスを集中的にクリックしたり、広告のリンク先ページに遷移した後、即離脱するという手口です。
アドセンスは広告主がGoogleに広告費を支払って効果的な集客を依頼するというサービスです。
当然、不正クリックをしたユーザーは広告主にとっては見込み客ではなく、広告主は広告費だけを払い続ける事になり、多大な被害を受けます。
つまり、広告主に有益でないクリックが発生したアドセンスアカウントが停止させられてもおかしくないということです。
しかし、現在この手口に関してはGoogleのシステムが向上し、不正クリックを判別できるようになりました。
Google はサイト運営者様と広告主様の双方の利益を守るため、Google 広告のクリックとインプレッションを慎重に監視しています。具体的には、システムによる自動検出とスタッフによる審査の両方を実施して広告のクリックとインプレッションをすべて分析し、広告主様の費用やサイト運営者様の収益を作為的に増加させる不正な操作がないかどうかを調べています。
よって、昔ほどブロガーにとって脅威ではなくなりました。
ただし、ブログの運営者が読者にアドセンスのクリックを促したり、自身でクリックしたりするのは当然規約違反なので気を付けましょう。
アドセンスコードの転載
もう一つの手口はアドセンスコードの転載です。
アドセンスは記事内にアドセンスのhtmlコードを埋め込むことで広告が表示されるという仕組みなのですが、そのコードは簡単にコピーすることができます。
次の画像のように、ページを表示している時に右クリックを押し、「ページのソースを表示」を押します。

するとソースコードが表示されます。

この画像内にはありませんが、ページ内のコードに「スポンサードリンク」とか「広告」という表示があるので、そのコードをコピーしてしまえば転載できてしまいます。(良い子は絶対にマネしないでください)
この手口は後述する「対策」をしないとGoogleでも判別が難しいです。
アドセンス狩りの対策・予防方法とは?
アドセンス狩りは大きく分けて上記の2パターンの方法が存在しますが、対策方法も存在するので安心してください。
まだ対策をしていないという方は必ず後述する方法で対策してください。
サイト管理画面に自サイトを追加する方法
アドセンス狩り対策にはこの方法が最も効果的です。1分もあればできるので必ず設定しましょう。
まず、アドセンスの管理画面を開きます。
次の画像のような画面が出てきたら、「設定」→「自分のサイト」をクリックし、画面右上の「+」マークを押して自分のサイトのURLを入力します。

すると画面中央のように、認証されたサイトのURLが表示されます。
URLが表示されたら画面右側の赤線で囲った部分をクリックしてください。

クリックし、「サイトの認証」をクリック。

次の画像のような画面が表表示されるので、「所持権を確認したサイトだけに広告コードの使用を許可する」にチェックを入れ、「保存」をクリックします。

たったこれだけの作業でアドセンス狩り対策ができるんです。簡単ですよね?
逆に、サイトを新設した場合は、この設定を行わないと収益が振り込まれなくなる可能性もあるので注意しましょう。
人に嫌われないサイトを作る
これは具体的な対策と言うより精神論的なところがあるのですが、挑発的な記事を書いたり、嘘八百の記事を投稿して炎上すると、当然アンチが出てきます。
その中にアドセンス狩りを行う人が出てきてしまうかもしれません。
逆に、人に愛されるようなサイト運営を心がければ、そのリスクも自然と最小限になるはずです。
最近はキュレーションサイトの問題が話題になりましたが、内容ペラペラのサイトではなく、読者のためになる情報を発信することに全力で取り組んでいきましょう。
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怪しいなと思った時の対策は?
ここまで紹介した方法をとっても、「もしかしてアドセンス狩りの被害にあってる?」といった状況に陥る日が来ないとも言い切れません。
その場合は「無効なクリックの連絡フォーム」からGoogleに直接連絡を入れる事で対策可能です。
まずはここから「無効なクリックの連絡フォーム」にアクセスします。
次の画像のような外面が表示されるので、質問に答えていきます。

ちなみに、「サイト運営者ID」はアドセンス管理画面を開き、「設定」→「アカウント情報」をクリックすると次の画像のような画面が表示されるので、赤線で囲った箇所をコピペして入力してください。

全て記入できたら「送信」を押せば、後日連絡先のアドレスにGoogleから回答が送られてきます。あなたが規約違反をしていないと認められた場合は、アカウントが復旧されるはずです。
まとめ
アドセンスはブロガーにとって大きな収入源です。
最近はアドセンス狩りの被害も減ったと言われていますが、対策はした方がいいに決まっています。まだ対策ができていないという方はすぐに行ってください。
また、アドセンス狩りではなく単純に規約違反でアカウント停止をする場合もあるので、規約は必ず守るようにしましょう。
最後まで読んでいただきありがとうございました。