今回は食品卸売業界のOBである私が、実例を交えて食品卸売業界へ転職する場合の倍率や難易度、転職ルートについて解説していきます。
業界全体の転職求人倍率は?
まずは食品卸売業界の転職求人倍率について資料をもとに紹介してきます。
と言いたかったのですが、「食品卸売業界」のみの統計データの発表はされていないようなので、「商社」と「小売」のデータを元に食品卸売業界の転職求人倍率を考察していきます。
以下の内容はDODAが行った転職求人倍率レポート(2017年11月)のデータを参照していきます。
【データ参照元】転職求人倍率レポート
なお、12月以降は転職求人倍率が上がる傾向にあるため、今回のデータは参考程度にお願いします。
商社と小売の転職求人倍率
商社と小売の転職求人倍率は以下の通りです。
- 商社:0.90(前年比:0.07)
- 小売:0.96(前年比:0.08)
ちなみに、全体の転職求人倍率は2.46倍なので、商社や小売は転職の求人そのものが少ないと読み取ることができます。
食品卸売業界の転職求人倍率について考察
前述した商社と小売の転職求人倍率を考えると、この業界は転職ではなく新卒をメインに採用していることが分かります。
それぞれの会社のHPを見ると分かりますが、求人ページで転職募集をしている会社はほとんどありません。
私が食品卸売業界で働いていた当時も中途で採用された人は1人しかいませんでした。しかもかなり特殊な採用方法です。(詳しくは後述します)
転職した場合の入社難易度は?
ここまで話してきたように、食品卸売業界に転職を希望する場合、その求人倍率の低さから開いている門を探すのがやっとかもしれません。
ただし、ライバル不在の市場ともいえるので入社難易度そのものはかなり低いと言えます。特に大手ではない会社の場合、人手が足りていない場合が多いので難易度がグッと下がります。
業界OBが見た実際の転職ルートを紹介
転職(中途採用)と言うと、転職サイトからエントリーをしたり、会社のHPに直接連絡を入れたりするのが一般的ですが、食品卸売業界の場合は特殊な例もいくつか存在します。
そこで、ここからは私が実際に見た転職ルートを紹介していきます。
メーカーから転職してくるケース
一番多いのはこのケース。
急な退職等で欠員が出た場合に、営業がメーカーで仲のいい人や若手を引き抜いてくるケースが結構あります。
逆に、メーカーに出ていくケースもあるんですけどね(笑)
得意先の跡取り息子が修行として転職してくるケース
意外にあるのがこのケースです。
昔からの付き合いをしている得意先だと、自分の跡取り息子を「一定期間、修行として働かせてやってほしい」と言ってくるところが結構あります。
いわゆるコネですが、商売センスを持っている人も多く、発注が神技だったり、営業トークが素晴らしかったり案外文句が出てきません(笑)
5年くらいで実家の跡を継いだり、独立したりするケースが多いようで、私も実際に一人このパターンの人を見てきました。
バイトから正社員に昇格するケース
これは長期的なプランになるのでおすすめはしませんが、私がかつて勤めていた会社でもバイトから正社員になった人が何人もいました。しかも役職もちゃんとついています。
具体的に言えば「倉庫のスタッフ」がそうです。
そのまま倉庫のリーダーになる人もいれば、豊富な食品への知識を活かして発注担当、営業担当になる人もいます。
逆に内勤のパートから正社員は難しいと思います。
まとめ
今回は食品卸売業界のOBである私が、実例を交えて食品卸売業界へ転職する場合の倍率や難易度、転職ルートについて解説していきました。
実際に私から見ても食品卸売業界は圧倒的に新卒採用が多いのですが、年間を通して数名単位で中途採用も行っています。
ライバルが少ない分、面接までこぎつけてしまえば内定を取りやすいと思うので、希望する方は貪欲にエントリーしてみてください。
また、特殊なコネ要素もありますが、一般枠でもチャンスがあるのでご安心を。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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